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ASD(自閉症スペクトラム)の中学生が理科を勉強するときのコツ

ASD(自閉症スペクトラム)とは、自閉症やアスペルガー等を統合して名づけられた診断名です。大きな特徴はコミュニケーションを行う上で困難さがあり、上手にコミュニケーションを図りづらいと言う事です。

また、限定された行動を起こしやすいと言うのも特徴です。現時点では何らかの脳機能障害が生まれつきあったと考えられていますが、その発生する原因はいまだ特定されていません。

また、ASD(自閉症スペクトラム)と言っても、生活に支障をきたす位の症状の場合もあれば、日常生活に支障をきたさない人も居ます。その為、その人の症状の強弱等によってサポート体制が変わります。

自閉症スペクトラムの中学生が理科を勉強する時のポイント

自閉症スペクトラム 勉強 理科

中学生のASD(自閉症スペクトラム)の特徴は、しゃべり方や人との関わり方等にも特徴がみられます。抑揚の無いしゃべり方をしたり、人の気持ちや感情を読み取ることが苦手、さらに雑談をする事自体苦手だと感じる事も少なくありません。

ただ興味のあること自体はとことんのめり込み没頭する事も多く、自分が興味を持っている分野で大きな成果を上げる人も居ます。

ASD(自閉症スペクトラム)の中学生が理科を勉強する場合のコツとしては、その子自身がどの様な症状となっているか、特徴があるか?で対応が変わります。

理科に興味がある場合は、本人が満足できる所までとことん追求させる方法も一つです。ただ、中学理科では様々な分野を扱うので、中にはその子自身が全く興味を抱かない分野の勉強となる可能性も否定できません。

その場合は興味のある所は好きなように行わせ、興味の無い分野に関しては少しずつ勉強させるようにします。

また、集中力がそれ程長く維持されるわけではないので、まずは15分程度勉強する習慣付けをします。できたらほめる、できなくてもそれを認めるというのが周りの大人の接し方の基本です。

参考:発達障害の中学生にすすめたい3つの特性で考える3つの教材

<参考教材>

子どもに効果的な教材・教具の工夫 (自閉症支援のための基本シリーズ)

ムリに勉強させることは逆効果

自閉症スペクトラム 勉強 理科

理科に全く興味が無い、苦手だと言う時は無理に勉強させようとしたとしても、子供自身が受けつけない事も少なくありません。その場合は、まずは興味・関心を抱かせる様に働きかけます。

中学の理科自体はその学年によっても学ぶ分野が変わってきます。ある特定の分野だけが苦手と言う時は、その分野の最初に戻って簡単な所から始めるのも一つの方法です。

中学生だからここから学ばなければならないと言う事はなく、内容で理解できないのであれば小学校で学んだ所まで戻ってやり直します。そうする事で、分からない所を闇雲に教えるのではなく、本人が分かる所から関連付けて学ぶ事が出来る為、より効率的に学びやすくなります。

さらに、中学生が学ぶ場合は、何を中心に情報収集を行うか、と言う事でも勉強法が変わります。まずその子自身が視覚から情報を得るタイプなのか、聴覚から情報を得るタイプなのかを判断することが重要です。

参考:東京(首都圏)で発達障害の子供や家庭にめっちゃ親切な家庭教師って‥?

聴覚や視覚過敏にも注意する

自閉症スペクトラム 勉強 理科

もし視覚から情報を得るタイプの場合は、映像、資料などを効果的に利用した学びを行います。その場合の資料はできるだけ分かりやすくする事、さらになるべく色覚的にも訴えかける様なものにします。

聴覚から情報を得るタイプの場合は、なるべく効果的に音・言葉を利用します。資料を与えたとしても、それが紙でできている物の場合は本人が読まなければならない為、どうしても途中で飽きてしまいかねません。

その場合にできるだけ興味をひかせて集中させる為には、聴覚にも訴えかける方法が効果的です。映像は視覚だけでなく聴覚からも刺激を受ける事が出来る為、上手に活用します。

参考:聴覚過敏で勉強に集中できない!発達障害におすすめイヤーマフ選び方

<参考教材>

自閉症ゲーム特別なニーズ

自閉症スペクトラムの子供は長い目で見ることが大切

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さらに、その子自身のASD(自閉症スペクトラム)の症状の程度がどの様であれ、周りの大人は出来るだけ長い目で様子を見る事も基本です。

どうしても大人自身はすぐ結果を求めがちですが、学び自体はその子の状態に関係なくすぐに結果が出る場合となかなか結果が出ない場合があり、いつでもどの様なアプローチをしても同じ反応・結果となる訳ではありません。

また、理科に対して得意だと思っている場合は放置しておいたとしても自分で学びを進めて行きやすいのですが、既に苦手意識を感じている場合は学びをスタートするだけでも時間が必要となる事もあります。

すぐ結果を求めるのではなく、階段をゆっくり一段ずつ上がって行く様子を見守る位気長に行います。

また、子供自身は年齢が上がって行くとそれ程求める事はなくなっていきますが、褒められる事・認められる事は次への活力となり得る為、周りの大人はこの点について意識して対応する事もコツの一つです。

学びを進めていく事によって少しでも知識が増したらほめる、テストの点数が少しでも上がっていたら認める等です。もちろん本人が満足感を得ていたらそれを認めると言うのも含まれます。

ASD(自閉症スペクトラム)自体は症状はある程度明らかになっていますが、その子への対応自体はマニュアル通りに行くわけではありません。まずはその子の様子を見て、いかに興味関心を引き出すかが非常に重要となって来ます。

 

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